北川 修三 (著)
(交通新聞社新書 2010/6/15)
上越新幹線は東北新幹線と同時開業する予定だった。
しかし、建設中の1979年、群馬県内の高崎駅~上毛高原駅間にある全長1万4830メートルの中山トンネル内で、日本トンネル建設史上最悪といわれる出来事が発生。
その結果、開業は大幅に遅れ、さらには高速の新幹線がスピードダウンせざるを得ない半径1500メートルのカーブがトンネル内に残された。
当時の建設担当者が語り残す苦闘と真実のドキュメント。
新潟県民にとって、この上ない恩恵をうけている上越新幹線。
ただその開通の裏には、工事関係者や工事地域住民の、表には表れない数々のドラマがあっただろう。
このような事実を知ったうえで、上越新幹線に乗り思いを馳せるのも趣深いものがある。
上越新幹線:JR東日本
JR東日本の上越新幹線についてご紹介します。