個別株投資(銘柄選択の指標)

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ファンダメンタル分析指標

ファンダメンタル分析は、決算書で算出された数字をもとに現在の株価が割安かどうか、将来の成長が見込めるかを推測するモノサシです。

代表的な指標

EPS(1株あたり利益)

・1株あたり、どのくらい利益をあげているのかを表す指標です。

【計算式】
EPS(円)= 当期純利益 ÷ 発行済み株式数

・EPSは数値が大きいほど利益を上げていると判断できます。

・過去のEPSと比較して数値が上昇していれば株価は上がりやすくなります。

 

PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)

・PERは現在の株価が1株あたり純利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す、

収益に対する株価の割安度を示す指標

・倍率が低いほど割安と判断されます。

【計算式】
PER(倍)= 株価 ÷ 1株当たり当期純利益(EPS)

・PERの数値が低いほど、利益に対して株価が割安と判断できます。

PERが20倍以下が割安の目安

・業種によって水準が異なるため、同業種・同規模の企業と比較することが重要

 

PBR(Price Book-Value Ratio:株価純資産倍率)

・PBRは会社の1株あたり純資産(BPS)に対し、現在の株価が何倍まで買われているかを表し

・会社が解散した場合に貰える1株当たりの理論上の金額に対して、現在の株価が何倍に相当するかを示す指標

・一般的に低い数値のほうが割安です。

【計算式】

PBR(倍)= 株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)

・PBRの数値が低いほど割安と判断できます。

・PBR=1を上回るか下回るかで割安かどうか判断されます。1を下回る方が割安、1を上回ると割高となります。

・業種ごとに水準が異なる為、同業種での比較することが重要です。

・PERは、「企業の収益」に対する株価の割安・割高感を示す指標であり、PBRは、「企業の純資産」に対する株価の割安・割高感を示す指標である

 

ROE(Return On Equity:自己資本利益率)

・自己資本を「元手」として、1年間でどれだけの利益を上げたかの指標です。
【計算式】
ROE(%)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

・ROEは、数値が高いほど自己資本を有効に使い、純利益をあげていると判断できます。

 

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配当金(インカムゲイン)

配当利回り

・株価に対して何パーセントの配当を得られるのかを示す指標です。

・銘柄によっても株価水準によっても配当利回りは大きく異なりますが、3%~5%以上といった水準の銘柄も少なくありません。

配当利回り2%以上が目安

 

配当性向

・会社が純利益のうち何パーセントを配当金の支払いに充てているのかを示す指標です。

・ただし、株主にとって配当を多く出す会社は嬉しいものですが、なかには配当を出さずに次の事業に向けて利益を貯めている会社もありますので配当性向が低いからといって投資魅力がないとは限りません。

・特に急成長のベンチャー企業などは将来の事業展開のために配当を抑えているため、配当性向が低い傾向にあります。

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