イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが、著書「パーキンソンの法則:進歩の追求」で提唱した法則。
「納期までたっぷり時間があったのに、結局ギリギリになってしまった」という経験は多くの人に心当たりがあるのではないでしょうか?
このような人間の特性を説明したのが「パーキンソンの法則」です。
パーキンソン氏が当時のイギリスの行政組織を研究するなかで、組織・運営と人間の心理作用に関する非合理的な行動の分析から導いたと言われています。
「パーキンソンの法則」は第1、第2の二つの法則から成ります。
第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。
例)
・納期まで余裕があるとき、仕事に集中しないと締切直前までかかる。
・終業までの時間を全て埋めるため、合間合間でサボって、与えられた仕事が時間ピッタリに終わるような調整を本能的にしてしまう
対策)
・決められた期限よりもっと早い「マイ期限(マイ終業時間)」を決めてしまう
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。
例)
・年収が上がっても貯金できない
対策)
・増収分はないものと考えて貯蓄する
・貯蓄専用口座を作る