認知症は予防できる!(運動、食事、社会参加、禁煙、脳トレ、イヤホン止める)

スポンサーリンク

認知症は予防できる!?

・遺伝的な素因で認知症になった人は認知症全体の7%のみ

・つまり認知症のほとんどは後天的な要因によると考えられている

 

スポンサーリンク

認知症の後天的な要因、危険因子

・中年期の「聴力障害」(9%)

・中高年の「高血圧+肥満」

・65歳以上の「糖尿病」「運動不足」「喫煙」「うつ病」「社会的孤独」(15%)

 

後天的要因の解説

・「高血圧」「肥満」「糖尿病」「運動不足」「喫煙」は動脈硬化性の認知症の原因となる。

・「うつ病」は脳機能低下をきたす。

・「社会的孤独」はコミュニケーション不足となり、脳細胞の不使用で認知症が進む。

・「聴力障害」と認知症発症のメカニズムは解明されていないが、明らかなリスクである。

・若い頃から毎日イヤホンやヘッドホンで高音量の楽曲に曝露されると、将来認知症のリスクが高くなる。

 

スポンサーリンク

勧められる認知症予防法

何はさておき「運動」が最も効果的!

・1週間に90分以上散歩(1日平均13分程度)することで、週に40分程度しか散歩しない群より認知機能の低下が有意に減少するという研究結果あり

Arch Neurol. 2001 Mar;58(3):498-504. doi: 10.1001/archneur.58.3.498.
Physical activity and risk of cognitive impairment and dementia in elderly persons
D Laurin 1, R Verreault, J Lindsay, K MacPherson, K Rockwood

 

食事では、「地中海食」が効果あり

・オリーブオイル、野菜、果物、魚(青魚)

 

社会参加して脳の活性化

・独居の人はそうでない人に比べて認知機能低下のリスクが高いという研究がある

J Gerontol B Psychol Sci Soc Sci. 2004 Nov;59(6):P278-84. doi: 10.1093/geronb/59.6.p278.
Social network characteristics and cognition in middle-aged and older adults
Ronald E Holtzman 1, George W Rebok, Jane S Saczynski, Anthony C Kouzis, Kathryn Wilcox Doyle, William W Eaton

・社会的役割を持ち、自己効力感を抱くことが、精神の健康を保ち、認知機能に作用することが予想される。

 

日常生活習慣に注意

「禁煙」「日々の脳トレ」「イヤホン使用控える」が大事だろう。

・スマートウォッチを活用して楽しく運動しよう

 


 

 

スポンサーリンク

参考文献:

総合診療 2021年 2月号 特集 肺炎診療のピットフォール COVID-19から肺炎ミミックまで

 

 

 

 

 

総合診療 2019年12月号 困っている“あなた”に届く 認知症診療

タイトルとURLをコピーしました