ビタミンC欠乏症→壊血症(出血傾向)の原因

・ビタミンCはⅣ型コラーゲン(血管壁、皮膚、皮膚基底層結合蛋白の主成分)の合成に必要な補酵素。

・ビタミンC欠乏により「壊血症」となり、出血傾向をきたす。

・ビタミンCはグレープフルーツ、オレンジ、レモン、ライム、ジャガイモ、ほうれん草、ぐろっコリー、トマトなどの新鮮な果物や野菜にのみ含まれる。

・人はビタミンCを食餌から摂取するしかない。

ビタミンCは加熱に弱く、調理により容易に失活される(サラダがよい)

・危険因子:アルコール多飲、喫煙者、低収入、男性、透析患者、低栄養状態

 

【必要摂取量】

・厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」でビタミンCの食事摂取基準は、

成人(15歳以上)における推奨量は1日100㎎が推奨されている。

・ビタミンCは、主に野菜や果物、じゃがいも、サツマイモなどに多く含まれている。

 

<食品100g中に含まれているビタミンC量>

ブロッコリー:120mg
キウイフルーツ(黄):140mg
菜の花:110mg
キウイフルーツ(緑):69mg
イチゴ:62mg
レモン果汁:50mg
キャベツ:41mg
ジャガイモ:35mg
サツマイモ:29mg

 

【臨床上の注意点 】

・出血傾向(斑状出出血、点状出血)、創傷治癒遅延をみたらビタミンC欠乏症も鑑別に入れること。

 

 

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