災害に備えよう! —ポータブル電源の選び方—

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バッテリー容量の選択

・ポータブル電源のバッテリー容量は「Wh(ワットアワー:1時間の消費電力)」であらわされる

・例えば「消費電力が60Wの家電製品を5時間使いたい」場合は300Wh(60W×5h)、

「150Wの家電製品を3時間使いたい」場合は450Wh(150W×3h)のバッテリー容量が必要ということになる。

・必要なバッテリー容量の目安として、

日帰りやデイリーユース:200Wh〜500Wh

キャンプや車中泊:500〜700Wh以上

防災目的:1000Wh以上

のバッテリー容量が目安となる。

 

※災害時のポータブル電について

・災害により停電が発生した場合、復旧に約3〜4日かかると言われている。

・そのため、1000Wh以上あれば、その期間を賄えるだけの十分な電池容量があり、安心して過ごせると考えられる。1000Whのポータブル電源があれば約2~4日間は緊急電源として電気を付けたりスマホを充電したりできます

 

 

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AC出力波形の確認:必ず「純正弦波(正弦波)」を選ぶこと!

・手頃な値段で高出力のポータブル電源によく見られるのが、AC出力の波形が「修正正弦波(疑似正弦波)」「矩形波」である場合です。

・しかし、ほとんどの家電製品や電子機器は「純正弦波(正弦波)」を前提に設計されておりますので、「修正正弦波(疑似正弦波)」「矩形波」のAC出力を使うと故障の原因となるため使用は避けなければならない

・ポータブル電源は「純正弦波(正弦波)」対応の製品を選ぶこと

 

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定格出力

・定格出力とは、ポータブル蓄電池から安定して供給できる最大出力のこと

・一般的には、「500W」のように表記されます。例えば、「消費電力が400W」の電動工具を動かすには400W以上の定格出力に対応している必要がある

・使用する家電製品の消費電力が、ポータブル蓄電池の定格出力を超えれば、使用できなくなる。

・使用する家電製品の消費電力は、メーカーのwebサイトやアダプターなどに記載されているので必ず確認しておきましょう。

 

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周波数

・ACポートを使う際は、接続する電子機器/家電製品の対応電圧と周波数にも注意しなければなりません。

・ポータブル電源によっては電圧が110Vだったり周波数が西日本用の「60Hz専用」のみだったりしますので、お住まいの地域で購入した製品に給電する場合は特に気をつけましょう。

「100-240v 50/60hz」と表記のあるアダプタであれば、ポータブル電源の周波数や電圧は気にする必要はありません。

 

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バッテリーの種類の確認

・ポータブル電源には、主に「リチウムイオン電池」「リチウムポリマー電池」「リン酸鉄リチウム電池」の3種類がある。

・この中で特に安全性が高く長寿命であるのが「リン酸鉄リチウム電池」と言われています。

・ポータブル電源各メーカーでバッテリー種類とサイクル数(初期容量の80%以上を維持する充放電サイクル回数)の記載を確認してください。

・「サイクル」とは充電の回数ではなく、0%から100%まで充電したことで1サイクルとなります。

具体例:

「500サイクル」の場合、月に3回0%から100%までフル充電をした場合、年間36サイクル分充電することになる。

その場合、約13年間にわたりバッテリーの蓄電容量が80%以上をキープすることができます。

 

主要メーカー4社が主に採用しているバッテリー種類とサイクル数

Anker リン酸鉄リチウムイオン電池:(一部製品) 3000回
EcoFlow リチウムイオン電池: 800回以上
Jackery リチウムイオン電池: 500回
JVCケンウッド リチウムイオン電池 :500回

 

 

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電力の使用効率にも注目!

電力の使用効率にも注目!

公称値の80%以上の電力が使用できる商品を選ぶこと


ポータブル電源は、発熱・冷却ファン・ディスプレイなどにも電力が消費されるため、公称値の電池容量すべては使用できない。

そのため、「実際に使用できる電池容量(使用効率)」は重要なポイント。

公称値に対して80%程度の電力が使用できれば高性能といえるので、この数値以上の商品を選ぶのがおすすめです。

 

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安全性の確認

ポータブル蓄電池の品質を判断する基準として、以下の評価を参考にすることもおすすめ。

・PSEマーク
電気用品安全法の基準をクリアした電化製品に付けられるマーク

・防災製品等推奨品マーク
一般社団法人防災安全協会が災害時に有効的で安全と認証した推奨品

・防災防疫製品大賞
一般社団法人防災安全協会が主催する審査で受賞

 

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定期的な充電方法

・バッテリー残量を100%の状態で保管すると、劣化や性能低下を招く。反対に0%で長時間放置すると、充電できなくなるといった事象があるので注意が必要。

・充電しても自然放電されるので、残量が恒久的に保存されているわけではない。

月に一度は動作確認して、定期的に充電するという使い方がよい。

 

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Dr.Gawasoお薦め製品3選

Anker

「Anker 757 Portable Power Station」

1229Wh

リン酸鉄リチウムイオン電池(サイクル数3000回)

19.9Kg

Amazon.co.jp

JVC

BN-RF1500

1536Wh

リン酸鉄系リチウムイオン充電池(サイクル数3000回)

21.6kg

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Jackery

Jackery ポータブル電源 1500

リチウムイオン電池(サイクル数800回)

Bitly

 

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