日常診療で問題になりやすい患者(HRP:High Risk Patients)

HRPでは、小さなトラブルでも大きなトラブルに発展してしまうことがある。

接遇、診療に特別な配慮が必要となる。

 

HRPの例

参考:「研修医当直御法度」から一部改訂

 

① 医師、医師親族(特に子息が開業医)

② 家族が医療関係者(問診に答える時、無意識に医学用語が混じる)

③ 特権意識の強い患者(その病院の管理職の医師に長年診てもらっている患者、企業の管理職、金持ち、マスメディア関係者、有名人)

④ 本人、あるいは家族が暴力団関係者

⑤ アルコール泥酔患者(自分が診療拒否したことを覚えていない)

⑥ 受付、待合室ですでに腹を立てている患者、長く待たされた患者

⑦ 一人っ子、過保護児

⑧ 交通事故、喧嘩で未成年者が1人で受診した場合、未成年者だけでの受診

→家族が来るまで帰さない、家族が来れないなら帰す前に親に電話で説明する

⑨ 本人、家族、親戚に医療過誤経験者がいる場合

⑩ 軽い症状で頻繁に救急受診する患者(極端に権利意識が強い、極端に神経質、いわゆる常識が通じない)

 

研修医当直御法度 第7版 ピットフォールとエッセンシャルズ

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