1万時間=「10年間休むことなく毎日3時間」
人生3年捨てる覚悟ある? 成功するために必要な「1万時間の法則」 - まぐまぐニュース!
人生、何かを成し遂げたいと願うのなら、最低3年は捨てる覚悟で、その物事に取り組むべきだと語るのは、メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者である音多秀茂さん。でも、実際にどうすればいいの……という方のために、物事を継続させるため...
・この世の中、何か成果を出そうと思ったら大抵3年はかかると言われる。それを代表する箴言が「石の上にも三年」である。
・一方、「1万時間の法則」とは、フロリダ州立大学の心理学者アンダース・エリクソン教授らが1993年に発表した研究に基づいた、特定の分野で一流のスキルを身につけ一流として成功するために要する時間法則である。
・エリクソン教授らの論文において、卓越した技術の修得は「10年以上に渡る1万時間以上もの計画的練習(deliberat・・e practice)」の成果であると指摘した。
・1万時間が何日に相当するかというと、平日と休日を合わせた1日の平均練習時間を3時間と仮定して計算すれば、10000÷3=3333.333…で、およそ「10年間毎日3時間」「3年で1日9時間」に相当する。「石の上にも1日9時間で3年」である。
「1万時間の法則」に対する反論
・「1万時間の法則」にはビジネス界や学術界から多くの異論も出されている。
・例えば、新たなスキルの習得方法を解説する本『たいていのことは20時間で習得できる』の著者であるジョシュ・カウフマン氏は、TEDの講演で、1万時間の法則が誤解されていると指摘しています。
・カウフマン氏は、エリクソン教授のもともとの主張は「とてつもなく競争の激しい分野のとても限定された題材で頂点を極めるには、1万時間かかる」というものだったと指摘し、それが伝言ゲームの要領で次第に単純化され、誤った内容に変わっていったと説明している。
・心理学者のデイビッド・ザカリー・ハンブリック教授は、音楽やチェスの名人が成功した要因について調査を行い、「成功への練習の寄与度は3割程度に過ぎない」と結論している。
・『週4時間だけ働く』の著者であるティモシー・フェリス氏は、1つのことを完璧に極めようとするよりも、多数のことでかなり高いレベルに到達しようとする方が魅力的だという見方を示したうえで、1年もあれば様々な分野でとても高いレベルに到達することができるとし、1万時間の法則を否定している。
量より質?
・効率よく学べば、1万時間も努力しなくても一流になれるという意見もある。
・エリクソン教授自身も「1万時間の計画的な練習」と明言しており、1万時間を費やせば練習の質は問わないと言っているわけではない。
・特にスポーツなどでは持って生まれた体格も大きく影響することはエリクソン教授も認めている。
・練習量が全てではないというのが1万時間の法則に対する反論の主流であり、持って生まれた才能や環境、継続の質が大きく影響を及ぼすという意見ももっともである。
Dr.がわそ的解釈
・もし特定の分野に1万時間もの鍛錬を集中できる気概があれば、おそらく一端の専門家にはなれるだろう。
・特にこれといった能力のない人物が生まれついての天才達と競り合い、成り上がるためには、才能を時間で凌駕するしかない。
・特に受験勉強などは、その最たるもではないか?ちなみに、東大合格に必要な勉強時間は「6000時間」といわれる。
・「質を高めた量」をどれだけ積み重ねられるかが勝負。
凡人は努力するしかない。
個人的にはこういう世界観にムネアツ