『寝る子は育つ』は本当！？

2023.05.12

成長ホルモンの分泌

・成長ホルモンは睡眠により分泌が促進されます。

・成長ホルモンは睡眠深度の深い睡眠初期に非常に高値となり、その後も睡眠深度に合わせて成長ホルモン濃度は高くなります。

・しっかり眠ることは子供の成長にとっては重要なのです！

・一方で、睡眠時間と身長の関連は明確ではなく、むしろ睡眠時間が長いことが低身長と関連があるという報告もあります。

・適切な睡眠時間には個人差があり、質の高い睡眠がとれていれば、睡眠時間の多少の長短では身長は変わらないと考えられている

・睡眠時間が長い子供の方が身体活動性が高く、タブレットやスマートフォンなどの画面を見るスクリーン時間が短く、肥満が少なく、感情の制御や認知機能の発達が良好で、外傷が少なかったとう報告があります。

・つまり、よほどの睡眠不足でない限り、子供の成長に影響することは少ないですが、睡眠不足は子供の心身の発育に悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。

・「寝る子は心身ともに健康に育つ」のです

・睡眠不足だと食欲を抑制するホルモンであるレプチンが減少し、食欲を増進するホルモンでグレリンが増加します。

・睡眠時間が短いと食欲、空腹感が増し、食事機会が増えることと相まってエネルギー摂取量、脂肪摂取量も増加してしまいます。

・一方でカロリー消費は増加することなく、体重増加につながると考えられます。

・「寝ない人は横に育ってしまう」のです。注意しましょう！！

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